2016年11月5日土曜日
アサリハウスにて、プログラミング言語「Ruby on Rails」講座を開催しました。
講師は、東京で活躍されている株式会社Dive into Code代表の野呂浩良さん。
そもそも、江津でなぜ最先端のIT技術に関する”学びの機会”を提供しようと思ったのかについて、触れておきたいと思います。
アサリハウスオーナーの趣味は、”学び”です。
学ぶことが大好きです。
自分の知らない領域を”好奇心”を持って、覗いてみる。
そして”気づく”→”学ぶ”→”やってみる”というプロセスが、楽しいと感じています。
知らなかったことが知っている状態、できなかったことができるようになる、ここにワクワクを感じます。
江津という街には、大学がありません。島根県には私立大学がありません。
けれど、教育機関だけが学びの提供の場ではありません。
自ら学ぶ機会を創出できる人(学び方を知っている人)と、機会を与えられるのを欲している人(学び方が分からないけど学びたいと思っている人)がいるとしたら、私は機会を与える人になりたいと常に思っています。
アダム・グラント著『 Give and Take 』
2014年にこの本を読んだ時、「あぁ、今までやってきたことは、間違いじゃなかったんだ。これでいいんだ」という自己肯定感と自己効力感が高まったのを覚えています。
アサリハウスという複合型ゲストハウスを創ろうとアイデアを練っていた時、離れの二階の大広間は、学びの機会を提供する場、地域コミュニティと来訪者が出会いイノベーションが生まれる工房にしようというコンセプトが浮かびました。
東京をはじめとした大都市圏では、朝活(会社に出勤する前にカフェなどに集まって勉強会を開くなど)や、夜は各種セミナーや講演会などが目白押しです。
ソーシャルなコミュニティでお互いが教えあう、学び合う、とても素晴らしいことだと思います。
そうした経験から得られたものを、少しでも江津という地域に還元し、賑やかな街になるように貢献したいと思っています。
こうした想いを実践すべく、大広間の改装後第一弾として”Ruby on Rails講座”を企画し、その企画に賛同してくださった仲間たちを募り、無事に開催することができました。
^^^^ こんなセミナーでした ^^^^
身近なWebサービス(例えばクックパッド)も、実はRubyで作られていることを知った途端、参加者が「あ、そうなんだ!おもしろそう」と変化し、野呂講師の分かりやすい説明によって「なんだか自分でもできそう。家に帰ったら復習しよう」という学びたいという気持ちが会場全体で共有できたセミナーでした。
■■■参加者のコメント■■■
・プログラミングを学ぶきっかけになった
・まだまだ何もできないけれど、学びを深めたい
・今後のキャリアを考えるきっかけを提供してもらえた
・プログラミングを通じて自分で考え作り出すことは楽しい
・エンジニアになるために必要な期間や学習方法が学べた
・プログラミングは初体験だったけれど、ステップを踏めばできると感じた
・実際にcloud9とHerokuを使って作業しましたが、これなら自分でもアプリを作ることができそうです
・銀行に例えて説明された部分がとても分かりやすかったです
・日頃見ているウェブサイトがどんな仕組みでできているのかを意識するようにします
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講座の合間には、道の駅「サンピコごうつ」に店を構えるミラノ亭から天野シェフに出張していただき、「スペシャルランチプレート」に舌鼓を打ちました。
講座の締めくくりには、「東京で活躍するWeb広告業界のエンジニアである谷本さんをお迎えして、30分ほどのトークセッションを行いました。
今日学んだRuby on Railsと、実際の使われている事例(Webサービスやアプリ)を作っている現場の話をつなげることで、いわゆる学校の教科とは一味違う「実践に役立つこと」という腹落ち感があったようです。
大学生の参加者が多いこともあり、就職活動を意識して次のテーマでトークを展開しました。
1)広告代理店業界は、これからどう変化していくのか
2)AIやIoTなどのテクノロジーがどう社会にインパクトを与えていくのか
3)なぜエンジニアの求人が増えているのか
協賛していただいた一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会様より協賛いただいた書籍をじゃんけん大会で3名の参加者にプレゼントしました。
セミナーは16時15分に終了しましたが、その後も活発な情報交換が続き、最後の参加者が帰って行ったのは、なんと19時!!
学びに貪欲になった状態で帰っていく姿は、なんともキラキラしていていいなぁと思いました。
参加者の皆さん、講師の野呂さん、ランチの出張シェフ天野さん、ありがとうございました!
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Ruby on Rails講座
提供:株式会社Dive into Code
講師:野呂浩良さん
参加者数:23名(大学生18名、社会人5名)
■主催 株式会社ゴウツゲストハウジーズ
■協賛 一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会
■ランチ提供 ミラノ亭 天野真さん